おにぎり山ふもとの畑日記(14)
今年の冬は、こけにとって、快適な環境だったよう。家のあちこちに、みつかる。ていねいに、地面からはがすと、布の端切れのようになる。それを、庭のすみに、パッチワークのようにはりつけてみた。パステル調の緑色がきれい。
湿度が高いとされる、気候がもたらす恩恵は、お肌のうるおいと、こけの生育。どちらも大切。茅葺き屋根に生えたこけも綺麗。
映画監督、宮崎駿が描いた景色のなかにも、しばしば、こけが描かれている。廃墟となったラピュタの庭園にもコケが生えている。『もののけ姫』の、森にかこまれた池の周囲にも、しっとりとした空気がただよう。AW(2020/03/14)
芽吹の頃 こけをならべし 山水画
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