おにぎり山ふもとの畑日記(26)
日照りがつづいている。畑の土も乾燥して、ゴチゴチに。まず、耕運機をかけて、土を砕いてから、寄せの作業をする。
マメトラのエンジンをかけると、その音につられて、なぜか小鳥があつまってくる。掘り返された土の表面に、美味しいものがあるよう。舞い降りてきて、鳴きながら、地面をはねまわって、何かをついばんで、すぐに飛び去ってゆく。
晴れた日の畑は、熱気がここちよい。遠赤外線のオーブンで、体の芯から、こんがり焼かれる気分。口のなかに入り込んだ土ぼこりは、炭酸水で、おなかのなかに流し込む。AW(2020/05/31)
焼土が戯れ踊る日の盛り
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