おにぎり山ふもとの畑日記(4)
ある日、仕事から帰ると、家の前に焦げ茶色のサラサラとした土が山のように積まれていた。
見おぼえがある。牛糞だ! 2トントラックに山盛り一杯の量。田舎のホームセンターでは、肥料の鶏糞とともに、袋詰めで売っている土壌改良材だ。
うちの畑も、毎年、少しずつ土の手入れをしているけれど、日照りが続くと、土がコチコチになって、ひび割れる。
今年は大量に入手できたので、スコップで一輪車の荷台に積んで、畑まで運び、端からまいてゆく。一山を使いきるまでに、何回往復するのだろう。
畑を始めた頃、動物の糞を畑にまくことにとまどいを感じ、実家の父親に話したら、「昔は人糞・・・」という、リアルな話をしてもらった。
今回購入したのは、くわしく聞いてみると、植物素材の腐葉土のようなもので、おとなりさんに便乗して買ったらしい。
植物を育てるには、植物由来のものの方が自然のような気がする。来年からは、腐葉土も作ろうか。
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